● 2006/04 シャローのメバル ●

 先月は手軽な釣り公園で、小型のメバルと戯れてみた。今月はミノーでちょっと大型を・・・とも思っていたんだけど、どうやら周囲の雪による急激な水温低下が・・・。

 どうもこの季節は、天候に左右されて、思い通りの楽しみ方ができないな〜。去年もミノーイングにこだわった時期があったけど、やっぱり雪に悩まされたんだよな〜。

 現地に到着して、暗くなるのを待った。いつものようにこの近くで少し遊んで、早めの食事を済ませながらメバルの時合いを待つ時間の長いこと、長いこと・・・。

 駐車場に車を入れて、タックルの準備を開始した。ここは道路に路上駐車しちゃう人も多いみたいなんだけど、夜間のドアの開閉の音もうるさいし迷惑。だから夜でもやってる駐車場に駐車するんだよ。

 いつものようにロッドはLittle Twitch LT-590H/S のソフトティップで、ラインは3ポンドのナイロンだ。かなり冷え込んでいるので、ソルト用ではなくX-TEXトラウトを巻いておいた。

 冬のエリアフィッシングにも対応しているから、冷たくなっても硬化が少なく安心して使える。とくに軽量なライトリグを使うときには、トラブルのないラインは本当にありがたいものだ。

 ジグヘッドにはエコギアのシラスヘッドファイン1/32oz、ソフトルアーにはストローテールグラブスリムの2インチで、カラーは定番のパールグロー(No.010)だ。ボクはパイロットとして、この組み合わせを使うことが多くなってきた。

 タックルをセットし終えて、harukaと2人で釣り場へと歩いていった。しかしポイントを目の前にして、やっぱりミノーイングにこだわってみたくなった。せっかくラインの先に結んだジグヘッドリグを外して、ストゥープ50SRにチェンジしてみた。

 まずはこれを使って、およそ50mほどの釣り場を往復だ。ところどころで何かがぶつかってくるようなアタリを感じる。だけどとてもバイトしているという雰囲気じゃない。どちらかというと様子を見にきたら、つい口がぶつかっちゃったっていうようななさけない反応だ。

 結局のせられるようなアタリはなく、あっさりと何事もなかったかのようにスタート地点まで戻ってきてしまった。するとその常夜灯の下で何気なくパワーシラスをキャストしたharukaが、いきなり叫びながらロッドを立てて振り返った。

 そこには20cmほどのメバルがぶら下がっているじゃないの。「やっぱり今回も雪の影響で水温低下なのか〜」とがっかりしながら、ボクも元のジグヘッドリグに結び直した。

 そこでharukaのマネをして同じ場所でキャストしてみると、着水直後のリーリングですぐにロッドが絞り込まれた。ところがすぐにフックアウト。数mだけ立ち位置をずらして、すぐにキャストし直した。するとあっさりとまたヒット。

 今度は先ほどのharukaと同サイズのメバルが上がってきた。何だかさっきまでミノーで苦労していたのがウソみたい。反応の渋くなっているときって、ハードルアーとソフトルアーとの差がハッキリ出ちゃうんだよね〜。

 試しに意地になってミノーに戻してみたけれど、やっぱり反応はまったくなし。レンジを変えてもアクションを付けても、「も〜、何やってもダメじゃん!」って状態だ。さすがのボクもついに諦めちゃって、再びジグヘッドリグに戻しちゃったんだよ〜ん。

 それからは潮が下げるまで(と言っても大潮だから水がなくなるのが早いんだな〜)、harukaとジグヘッドリグで釣りまくった。カラー差はそれほど感じられなかったけど、ソフトルアーの形状でアタリが異なる感じ。

 ボクはストローテールだけど、harukaはパワーシラス。同じ場所で最初の1尾はharukaにヒットするけれど、それ以降はボクにばかりヒットする。アクション付けようが付けまいが関係ない。アピールで動きの大きいパワーシラスに反応しても、渋いときには動きの小さい振動主体のストローテールが有利になるんだろうね。

 別の常夜灯がある場所へ移動すると、harukaにヒットした魚がいきなりジャンプした。どうやらセイゴみたいだ。跳ね回っているのに、harukaは強引に巻き上げて無事にキャッチ。

 その後は潮位が下がりすぎて、まったく釣り場が見る影もなくなってしまった。冷え込みもかなり厳しくなってきたので、ミノーにこだわりつつもこの日の釣りを終了することにした。まあ、この次にまたガンバロ〜!


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