このページは 週刊テレビから発刊されている Hello Fishing
135号 に掲載された記事です

フィールドに出て覚えよう

前回までで、タックルやフィールドについて話してきたけど、皆さんの参考になる話はあったかな。少しでも楽しい釣りをするのに役立っていれば、ボクとしても嬉しい限りなんだけどな。

さ〜て、今回はこれから先のテーマと進め方について、ちょっとだけ予告的に話しておきたいと思う。今回は、そのガイダンス的な内容と思ってね。まあ気楽な感じで、さら〜っと読み流しても結構です。

次回からは、最初にキャスティングテクニックなるものを、徐々に紹介していこうと思ってます。まあそうは言っても、あんまり特殊な話をするつもりはないんだなぁ。ごくごく普通に、ソルトの陸っぱりで楽しめる程度の、当たり前なキャスティングを知っておこう。

いくつか紹介したら、ちょっとした小ワザも話そうかな。遠くに飛ばせたり、狙ったポイントへスッとキャストできたら気持ちいいよね。まあ練習するしかないんだけど、練習のやり方なんかも参考になればと思っている。

その次はルアーのジャンル別に、どんな使い方をしたら面白いかなんて話も、ちょっとは楽しめるんじゃないかな。当たり前のように使っているルアーだって、ちょっとした考え方の違いで、より効果的な釣りを楽しむ方法だってある。

これらのルアーをどうやって選ぶか・・・、な〜んて話しはどうかな。シェイプやサイズ、カラーの考え方なんかも、実際のフィールドでは役に立つんじゃないかな。そう、次回からは、より実戦向きな内容の話を中心に、どんどん紹介してみようかなって考えているんだ。

だからルアーをキャストできて、基本的なルアーの操作テクニックをまずは学んでもらって、そこから先はより実戦的なテクニックなんかを紹介しちゃうつもり。

その辺りまで話が進んだら、あとはランダムにベーシックテクニックとも言える部分を、より具体的に紹介していきたい。とにかく思いつくまま気の向くまま、時にはタイムリーにテーマを出していくよ。

これだけの話を連載していたら、たぶん1年くらいは掛かっちゃうんだろうなぁ。まあそれだけ釣りっていうのは、覚えておいて損は無いってってことがあるんだよね。知らなけりゃそれで済んじゃうかも知れないけれど、知っていればより楽しくって、釣果まで伸ばせちゃうかも知れない。

ところでここまで話しておいて言うのも何なんだけど、釣りっていうのは本ばっかり読んでいたってダメなんだよね。ここ数年ではたくさんのオタク雑誌みたいのがあるけど、実際にフィールドへ出て行かなけりゃ、釣りの役には立たない。

そう、雑誌なんかは釣りを楽しむための情報源であって、自分でそれをえり分けて実践する。この実戦で実践することが大切なんだよね。いくら情報を目で仕入れたって、それを実際のフィールドで使わなかったら意味が無い。

だからこのあたりの話までテーマが進んだら、実際のフィールドで突き当たるような疑問や問題に、的確な答えを出せるようにしていこうと思う。ボク自身も自分では当たり前と思っちゃっていることがたくさんあって、ここで改めて活字にすることによって、再認識することも多いんだよね。

ボクにとっても、この連載は勉強の場なんだ。特に皆さんからたくさんいただいている質問なんて、さらっと説明することはできても、いざパソコンのキーボードを叩いていると、「あれっ?」なんて考え直しちゃうこともある。

自分で知っているつもりでも、それを人に伝えることって難しいんだなぁって、そんな時に改めて思っちゃう。そんな質問をして下さる皆さんには、ホントに感謝ですよ。だからこれからも、どんどん疑問なんかがあったら、じゃんじゃん編集部に質問を送ってね。

でも質問をするためには、やっぱりフィールドに出かけて、自分自身で色々な経験をしてもらいたいんだよね。実際に皆さんがフィールドで釣りを体験すれば、必ず何か考えることがあると思う。逆に考えないようだったら、ゲームとしてのルアーフィッシングは、なんだかつまらないんじゃないかな。

フィールドでルアーをキャストして、ルアーを思い通りに動かす。そして魚がヒットしたら、頭の中は真っ白かも。でもさぁ、そこでちょっと頭を使ったなら、自分で釣ったという満足感でいっぱいになる。うん、きっとそうなるよ。

釣りってさぁ、やっぱり自分が楽しくなりたいじゃない。だからこの連載でそのお手伝いができればいいな。みんなで良い釣りを!


戻る